グレートウェスタントレイル エルパソの簡易レビュー

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有名な「グレートウェスタントレイル」シリーズの短縮版。

英語版は2025年春から海外で販売予定らしい。
BGAで遊んでみました。
なお、グレートウェスタントレイル本家は未プレイです。

目次

遊び方

牧場主になって牛をエルパソという場所まで連れていき、売買して得点を稼ごう!というゲーム。

ロンデル(1周できる)のボード上を、牧場主コマを動かしてマスに停まり効果を解決、を交互に繰り返していく。エルパソという絶対に停まらなければいけないマスに、計10回プレイヤー人数×5回停まったら終了の合図。他のプレイヤーが1回ずつ行動してゲーム終了。

デッキ構築

プレイヤーは牛のデッキを持っていて、手札は初期だと4枚持てる。

エルパソマスに停まった際に、4枚の手札の牛の価値を合計値を見て、得点をもらったりボーナスをもらったりする。

牛の種類は初期だと4種類。↓は、ゲーム中にほかに手に入る5種類。価値が高い。

なので、牛のデッキに価値の高い牛カードを入れたり、手札を5枚持てるように強化したり、価値の低い牛カードを除外したり、価値を高められる「証明書」というトークンを使ったり、ということをしながら、手札の価値をどうにかこうにか高めていくのがゲームの基本となる。

でも、牛を出荷する以外にもいろいろ勝利点を得る方法がある。

ボーナスタイルや目的タイル

ゲーム終了時に条件を満たしていれば3-5点ほど勝利点が得られる目的タイルや、点数付きのボーナスタイルをたくさん取るだけでもかなり稼げる。

建物

ボード上の空白のマスに建物を置くことでも勝利点が得られる。
建物は種類ごとの枚数が少ないので早い者勝ち、建てたプレイヤーだけがその建物からメリットを得ることができゲームを有利に進められる。

すごろくのボード上もだんだんと変化していくのが面白い。

労働者カード

ちなみに牛デッキには労働者カードというものが含まれていて、労働者カードはデッキから引いた際に、手札ではなくて手元に公開するように置く。

労働者カードは牛カードを買ったり、建物を建てたり、ボーナスタイル・目的タイルを取得したりするために必要で、使用したら牛カードと同じく捨て札に行き、再び山札に戻ってくる。だから、労働者カードもゲーム中に購入して増やしていく必要がある。

労働者カードは、上記の目的の他にそれぞれフリーアクション(手番を消費しない)で効果を発揮できる。

これらの要素に加えて、あと何回誰かが出荷したらゲームが終わる、というゲーム終了条件も絶妙な駆け引きになっています。

感想

評価8/10

※当ブログのボードゲーム評価基準はこちら

面白いです!

本家をやったことがないので、比較してのプレイ感はまったくレビューできませんが、少なくとも単体のゲームとしては、めちゃくちゃ面白いと感じました。そういう意味では、本家を知っていると逆に比べちゃう面が色々あって、評価が難しくなるのかな?

私は「デッキ構築+α」系ゲームが大好物なのですが、やっぱりちゃんと口に合う味がしました。ウマウマ

デッキが牛さんたちってのがいいですね。あと、山札をめくる際に労働者カードがどんどん手元に来るので、くるくるデッキを回せると大変楽しい。いかにデッキを回せるかが大切な気がします。

戦法も伸ばす方向がいくつかあって面白い。割と何をやっても点が入るようになっているから気持ちいいけど、何でもかんでもやろうとすると点は伸びにくい。

やりたいことの量に比して、あまりちんたらしてられないゲームなので、相手の動向を見つつ動く必要があります。相手がじっくり回っていたら自分もじっくり回ったり、あるいは高速で回って相手に得点機会を与えなかったりなど。ここら辺の駆け引きも熱い。

BGAの自動処理のおかげでかなりサクサクできるけど、実物でやってもわりとサクサク遊べるんじゃないかな。

言語依存がなく、アイコンもそれほど複雑でないです。
日本語版がいつ出るか(そもそも出るかどうか自体)わかりませんが、BGAでルールを確認しておけば英語版でも問題なく遊べるんじゃないかなーと思います。

欲しいぜ!

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