とっても遊びやすい名作「インカの黄金」が、2024年にミニ拡張入りで再版! イラストも一新され、ますます遊びやすくなったチキンレースゲームです。

インカの黄金 再発掘の基本情報
タイトル | インカの黄金 再発掘(Incan Gold) |
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テーマ | 発掘 |
参加人数 | 3~8人 |
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳から |
拡張版情報 | なし |
遊び方
全プレイヤーは「探検続行」「帰還」の2枚のカードを持ちます。

また、各自三角テントを1つ持ちます。自分の得点である宝石数を他のプレイヤーから隠すためです。

ラウンド開始時に、山札をよく混ぜ、中央に置きます。
ゲーム開始! インカのお宝求めて、探検にGO!
山札から1枚カードをめくります。

宝石カードだったら、宝石をプレイヤー人数で等分し、各プレイヤーのテントの前に置いておきます。
割り切れない宝石は、カードの上に残しておきます。

ただし、探検には危険がつきもの。
山札の中には、障害カードが5種類×3枚入っています。

このうちの1種類が2枚出てくると探検失敗となり、ラウンド終了。それまでに分けた宝石も全部箱に戻さなければなりません。
次の山札をめくる前に、全プレイヤーは「探検続行」か「帰還」を選び、一斉にオープンします。

探検続行を選んだプレイヤーは、そのまま探検を続けます。
最初のうちは、1枚も障害カードが出ていないのでたいていの場合は「探検続行」をみんな選びがち。どんどん山札をめくっていきます。

ただし、だんだんと障害カードも増えてきます。

そろそろ帰還を考え始めるころ・・・。

お! いよいよ、2人が帰還を選択。
帰還するプレイヤーは、テントの前の宝石だけでなく・・・

これまでめくった宝石カード上に残ったすべての宝石を山分けできます!
残ったプレイヤーは、1人で探検を続行。プレイヤーが減った分、分け前が増える!

その代わり、こんな感じで障害カードの2枚目が出てきて、せっかく溜めた宝石が全部おじゃんになることも・・・まさに度胸試しです。

2枚目の障害カードを引いた際に、探検中のプレイヤーは宝石をすべて箱に戻さなければなりません。
障害カード2枚で探検終了!となったら、そのうちの1枚をゲームから除外します。

次ラウンド以降、その障害カードの危険度がやや下がるというわけです。

このように5ラウンドを繰り返し、より多く宝石を持ち帰ることができたプレイヤーが勝ちです。
ちなみに、↑の写真に映っている遺跡カードは、5点~12点の価値があります。
ラウンドごとに1枚ずつ山札に混ぜます。

ラウンドを追うごとに5点・7点・8点・10点・12点と、高得点の遺跡カードが山札に混ざっていきます。
遺跡カードは「1人だけ帰還カードを出したプレイヤー」が持ち帰ることができます!

複数人で帰還を選んだ場合は持ち帰ることができません。
また、遺跡カードが残ったまま障害カード2枚で探検が終了すると、その遺跡カードはゲームから除外しなければいけません。
遺跡カードを巡って帰還タイミングをうかがうのも、なかなか熱い戦いです。
ミニ拡張①:イベントカード

ミニ拡張は、ゲームにお好みで混ぜて遊べます。
1つ目は、イベントカードです。
9枚の中から5枚をランダムで選び、ラウンドごとにオープンします。
より多くの宝石を持ち帰れるチャンスができたり、その逆に宝石が持ち帰りにくくなったり、などなど、特殊ルールが追加されます。
毎回の探検に変化が生まれて、良い味変になります。
ミニ拡張②:おせっかいカード

通常は探検続行カードと帰還カードの2択ですが、3択目を加えるミニ拡張です。
おせっかいカードは1回使うと、もうそのゲーム中では二度と使えません。
使う際には、通常の探検続行 or 帰還カードをオープンするタイミングで、おせっかいカードを出しますが、この時に誰か1人、他のプレイヤーを指名しながらオープンします。

指名したプレイヤーが「帰還」を選んでいた場合、そのプレイヤーから宝石を5個ぶんどれます! ただし、帰還を選んでいなかった場合は空振り、なにもなし。
ちなみに、おせっかいを出したプレイヤーは「探検続行」扱いとなり、引き続き山札めくりに戻ります。
おせっかいというよりも、分捕りカード? 横取りカード? というイメージですね。
感想
評価(小箱) | 8/10 |
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※当ブログのボードゲーム評価基準はこちら
良かった点
- 全員同時に2択を選択するだけ。気軽に遊べる
- 3人-8人まで遊べるパーティーゲームとして広く受けやすい
- 再販されてイラストがとっつきやすくなった
- 宝石トークンがキラキラして子どももワクワクできる
- ミニ拡張で味変できる
気になった点
- 良くも悪くも軽いゲーム
- 戦略はほぼない
- 2人だと遊べない
チキンレースの名作。子どもから初心者まで遊びやすい
これまで、軽くて遊びやすいボードゲームとして気になっていましたが、結局今まで遊んだことがなかった名作をようやく手に入れました。
これは確かに面白い!
8人まで遊べるし、パーティーゲームとして持っていて損はないな~という感じ。
危険がいっぱいの発掘探検というテーマどおり、「どこまで進むか、いつやめるか」というスリル満点のギャンブルが楽しめます。
「進む」「戻る」の2択を全員が同時に選んだ後に、探検カードを1枚めくる、そして喜んだりギャーと叫んだりを繰り返すだけなのでプレイは超簡単。1回15分くらいで終わります。
確実に帰還で宝石を増やしていくも良し、なるべく奥まで探検して、宝石を1人占めして一発に賭けるもよし。

キラキラした宝石に子どもも大喜びだし、宝石を三角テントの中に隠すという動作も楽しい。
4歳の娘でも普通に勝てる! 盛り上がりたい時にぴったりなゲームです。逆に言えば、もちろん戦略を楽しむゲームではないのでお気を付けを。
ミニ拡張も良い感じ
ミニ拡張のイベントカードを導入すると、計5回の探検が毎回違った味付けになり楽しい! おすすめです。「今回の洞窟はこんな感じか~」とストーリーが生まれます。
ただ、「おせっかい」ルールはまだやったことないので感想が書けません💦
これまでのバージョンと比べると、「再発掘」バージョンはイラストもすっきりしていてとっつきやすいし、おすすめです。特に、障害カードのゾンビがなくなり、トラに変わったのは良い変更だったんじゃないかな。
販売状況

スリーブ
このゲームで使うカードのサイズは89×64㎜です。枚数は73枚です。
スリーブを節約したい場合、手札として持ったり、出したりと何度も使う「探検続行」「帰還」「おせっかい」の3種類のカード、計24枚をスリーブに入れるだけでも十分だと思います。
ハードタイプ

ソフトタイプ
