ササッと遊べる得点レース。色を集めて、支払ってのバランスが面白い。
BGAでプレイしました。
遊び方
ヴァイキングをテーマにしたゲーム・・・ですが、ヴァイキングから連想する荒々しさみたいなものはなく、交易によって評判を得ることが目的です。
誰よりも早く40点を取ったプレイヤーが勝ち。
自分のターンを準備に費やすか・・・そろそろ得点取り始めた方が良いか・・・という読み合いが絶妙で、毎回ハラハラする得点レースになります。
自分の番では、「船員カードをプレイするか」「目的地カードを取るか」の2択を選べます。
船員カードには「得点を得る」「資源を得る」などの効果が書かれているので、それを解決します。
さらに、船員カードを出すと、自分が場で列を作っている同じ色の船員カードの効果もすべて解決できます。
例えば、自分の場に赤が3枚ある状態で赤の船員カードをプレイできたら、赤カード4枚分の効果が発動できるわけです。
なので、同じ色のカードを出すたびにたくさんの効果を解決できて強い。
ただし、船員カードを出しているだけでも勝てません。
目的地カードを取って、得点を取る必要があります。
目的地カードは、資源等が集められるようになる目的地Aと、がばっと大得点が取れる目的地Bがあって、AよりBの方がコストが高い。
目的地カードを取りたかったら、手元に出している船員カードを指定の枚数だけ支払わなければなりません。目的地Aだったら「紫2枚」「同じ色のカード3枚」など。目的地Bだったら「赤4枚」とか「青3枚と緑2枚」みたいな感じですね。
船員カードを貯めていけばカード効果が何度も発動できて強いんだけど、最終的には目的地カードを効率よく取っていかなくちゃいけません(必ずしもそうとは限らないと思いますが)。目的地カードを取れば手元の船員カードは弱くなるので、タイミングが大事です。
船員カードや目的地カードを取りやすくなる資源だったり、途中途中でゲームを有利に進める「交易」というルールもあります。
感想
評価 | 7/10 |
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ルールはさほど多くなくわかりやすい、気持ちよいコンボ感も味わえる・・・のですが、スリリング!
40点取ったら問答無用で勝ちい!なので、いかに相手を出し抜いてさっさと40点取っちまうのか!? 飛び出しどころを考えるのが楽しいですね。
目的地カードを取ると一気に点数が伸びるんですが、手元の船員カードが出払ってしまうので悩ましい。
船員カードを重ねて重ねて、一気にカードを支払って大得点を得たり、一方で得点はないけれど「交易」で有利になる安い目的地カードを集めて、交易でじわじわ差をつけたり、毎ラウンド得点を得られる「名声」を伸ばして自動で点を伸ばしまくったり・・・など、戦略の幅もある。
全体的にシンプルだしゲーム時間もあまり長くないので、勝ち筋がめちゃくちゃ多いわけじゃないけれど、結局40点早く取る! 相手に取られる前にこっちが取りたい! というお相手との絶妙な綱引き感覚でゲームが進んでいくので、常にスリリングなため、やることがシンプルなこと自体はそこまで気にならないかな。
BGAだと非常に小気味良くプレイできて、いい。
2人対戦なら15分くらいで終わっちゃいます。
おやつ感覚で、サクサク~っとできる良いゲームだと思います。でも、ちゃんと考えどころもあるし。
実物でも同じくらいの時間で遊べたらいいなーと思うけれど、処理忘れなど気をつけなきゃいけないから多分時間は伸びる。40分かけて遊びたいかというと、うーん、ちょいもたれそう・・・? という感じ。
ただそれはBGAでしかプレイしたことのない所感なので、実際には繰り返し遊びやすい、ほどよい重さなんじゃないかと思いますが。
一度実物で遊んでみたいですね。