遊び方
自分の領土をタイルで埋めて得点を稼ぐタイル配置ゲーム。
5ラウンドで終了、勝利点の多かったプレイヤーが勝ちです。
領土には様々な地形とダイスの出目が描かれているのが特徴。タイルを取得する場所にも出目が書かれています。
①毎ターン、ダイスを2つ振ります。
②手番順に、ダイス2つを使って2アクションします。
-タイルを取得
-タイルを置く
-商品を売る
ダイスの出目とマッチするアクションを行います。
タイルごとの特殊効果や、地域の完成ボーナスがあったりするので、自分の領土に合わせてタイルをチョイス。ただし、共通ボードから取ってくるタイルは奪い合い。
しかも、ダイスの目が合わないとタイルの取得も配置もできないため、悩ましいところです。
もうちょっと詳しい遊び方(ここをタップして開く)
領土ボードにタイルを配置
プレイヤーはそれぞれ、互いに異なる領土ボードを持ちます。
5ラウンドかけて、自分の領土ボードをタイルでどんどん埋めていき、得点を稼ぎます。
領土には6種類の地域があって、それぞれ対応する色のタイルでのみ埋めることができます。
地域をタイルで完成させれば早取りボーナス
1つの地域のかたまりを全部埋めて完成させると、広さに応じて得点が得られます。早いラウンドに埋めるほど得点も大きくなりますので、なるべく同じ色を集めたい。
また、自分の領土で1種類の地域をすべて埋めると、早取りボーナスがもらえます。こちらはラウンドを追うごとにだんだんと点数が低くなっていくので、相手より早く埋めたい。ただし、領土ボードによって埋めやすい色が異なるので、毎回同じ色を埋めるのは現実的ではありません。
タイルごとの特殊効果
6種類のタイルにはそれぞれ特殊効果がついていて、タイルを領土に置くたびに効果が発生します。
ブルー(海)、ライトグリーン(牧場)、グレー(鉱石)、ダークグリーン(城)のタイルは、色ごとに効果が決まっており比較的シンプルでわかりやすい。一方で、ブラウン(建物)とイエロー(修道院)のタイルは、同じ色でもタイルによって効果が異なるため、複雑です。
タイルは共通の場所から獲得したら、まずは自分の保管庫(最大2個)に置きます。別のアクションで、既にタイルが置かれているマスに隣接するマスに配置できます。共通ボード→保管庫→自分の領土と、合計2アクションするとようやくタイルを領土に配置できるわけですね。
タイルを置くたびに、何かの効果が発生するのが面白い。
ダークグリーンの城タイルは、もう1ターンコスト無償でアクションできる強力なタイル。
グレーは毎ラウンド、石をくれるので序盤に置きたい。石は2つ払うとアクションを消費せずにタイルを獲得できる便利なアイテムです。
ブルーは(売ると石をもらえる)商品を獲得できて、かつ手番順で有利になる。
ライトグリーンの牧場は得点特化、うまく組み合わせるとかなり稼げる。
イエローは効果が複雑だけど強力で、プレイヤーのアクションを永続的に強化してくれたり、ゲーム終了時得点を生み出したり。
ブラウンは「配置した瞬間に別のタイルも配置できる」「配置した瞬間に別のタイルを獲得できる」など、様々な効果を持っていてこれも強いです。
どこを伸ばしていくのかは、マップによっても違いますしスタート地点を選ぶ段階から悩ましい。
基本的なゲームの進み方・タイルの配置方法
さて、これらのタイルをどのように配置できるかというと、ダイスです!
毎ターン、2つのダイスを振ります。
タイルの獲得は、対応する場所と同じ出目のダイスを使わなければいけないし、タイルの配置も、同じ出目のダイスを使わなければいけません。全部、ダイス次第で決まってきます。
取りたいタイルがあってもうまく取れないし、置きたい場所があっても出目が違えば置けません。
そのため、ダイスの出目を±1できる「労働者」というリソースをうまく使って、ダイスの出目をコントロールする必要があります。
感想
| 評価 | 7/10 |
|---|
好み:3/5 +
遊びやすさ:4/5
※当ブログのボードゲーム評価基準はこちら
中重量級ながら、ダイスを振ってアクションを決めるため重すぎないプレイ感。タイルを置くたびに効果が発生するのが面白い!
これは面白いですねえ・・・!
なんでしょう、要素が多く盛り沢山なはずなのに、プレイ感が重すぎなくて、遊びやすい印象。
色々やることはあるけれど、結局のところ2つのダイスを毎回振って、その出目の範囲で行動しなきゃいけないので、ゲーム側で選択肢をある程度絞ってくれてるのが遊びやすさにつながっているんだと思います。
たいていのタイル配置ゲームは、タイルでいかに隙間を埋めるか? だったり、いかにタイルをうまく配置するか? という「空間埋め埋め・隙間なくせなくせゲーム」ですよね。
そういうゲームは、ぴちっと埋めなければいけない計算高さが要求されて、いやーそこまできちきちにできないよ~また空きができちゃったよ~と少々窮屈に感じることがあります。
ところが!
ブルゴーニュは1タイル置くごとに何かしらの効果が発生するため毎回ワクワクできて、楽しいです。
もちろん、どこにタイルを置くか、どう埋めるか、というパズルも重要なのですが、1アクションごとに発生するタイル効果のおかげでプロセスを楽しめ、飽きないで遊べます。
面白い反面、黄色と茶色のタイル効果の種類が多くて、把握が難しいです。BGAだとカーソルを当てれば効果が出てくるのでまだわかりやすいですが、実物だと毎回まごつきそう。効果一覧表は手放せないですね。
領土ボードにはいくつか種類があり、毎ラウンド配られるタイルもランダムなので、遊ぶたびに強い勝ち筋も変わります。私はさっぱり勝てませんが、でもまたやりたい! となるからやっぱりこれは確かに面白いですね。
タイル効果の説明というハードルをクリアすれば、少し重めのゲームをやってみたい「中重量級初心者」の方にもおすすめしやすいのではないでしょうか。
さすが、BGGランキング2ケタ台なだけはあります。全世界で大人気ですね。
