ボードゲーム評価基準

前書き

このブログでは、ボードゲームを10段階で評価しています。
1ゲーマーによる超主観的な「好み」であり、「評価」という言葉を使うのもおこがましいような、偏見に満ちたレビューです。

そのため、世間的評価とは異なる場合も多々あります。数ある意見の中の小さな声として、他者様のブログやレビュー、まとめサイトなどと合わせて、1つの参考にしていただければと思います。一応、個人的な好みで評価しつつ、世間的評価も加味して採点していきたいと思っております。

管理人の「好み」の基準や、採点・重さ・大きさの定義を以下にまとめましたので、「ああ、このような好みを持っている人なんだなぁ~」と知っていただければ嬉しいです。

目次

10段階の採点について

10 人と遊ぶ際に堂々と胸を張って出せる「ゲームそのものの面白さ」と個人的にどストライクなフレーバー、および思い入れ(何度も遊んだ、もしくはハウスルール考案によって関わりが深くなった)が最高値に達している。時に、世間的な評判はハテナでも、ストライクゾーンど真ん中を射抜かれてしまい、個人的好みが天元突破して10点になることもある。殿堂入り。超推しの子。棚の中に飾ってあるキミにいつでも目が留まるよ。
9 ゲームそのものの面白さ、もしくは個人的好みのどちらかが10点に達しているが、もう片方がやや足りないと感じたときにつける。それでも超推し。デキる子。ぜひぜひうちの棚へどうぞ。棚に入れてニヤニヤ。
8 面白い! 推しの子。棚に入れてハッピー。遊びやすさ、面白さ、好み、などなど理由は場合によるが、全体的に高く評価している、もしくはいずれかが突出しており、「持っていて間違いない!」あるいは「持っていたい!」と思える。
7 面白い! 基準点。個人的好み、遊びやすさのどちらも感じられる好みのゲーム。もしくは、「個人的好みはそこそこだが、この採点のゲームは人と遊ぶ際にかなり提案しやすい」or 「世間的な評価はそこまでかもなとも思いつつ、個人的な好みに超突き刺さっている」のどちらか。このあたりから買うことを検討し始める。
6 十分面白い! ・・・が、何らかの理由があって少し遊びづらいと感じている(個人的好みも含め)。状況次第で十分遊びたくなるフレンドリーなやつ。
5 何らかの理由で自分には合わないと感じる要素があるボドゲ。でも、世間的には面白いと評価されている点もよく理解しているつもり。あくまで好みに刺さらないだけ。時々なら遊びたい。購入しても、結局手放すことを検討することも。
4 好みに刺さらないため、購入の検討自体あまりしない。
3 うーん。。。多分面白いんだと思う。でも、あくまで自分には合わなかった! 以上。3以下は、大体同じくらいかな?
判定不能面白さや好みと別に、扱っているモチーフやテーマが生活上の信念とは異なるため、手に取らないと決めているボドゲ。

軽量級・中量級といった表現の目安について

当ブログでは、ボードゲームの重さを評価する際に「軽量級」「中量級」などの表現をしていますが、シンプルにプレイ時間で定義する場合がほとんどです。その長さを以下にまとめました。
軽・中・重の判定についていろんな方の意見があると思いますので、あくまで当ブログ内での判定を理解するためだけにご利用ください。

プレイ時間の上限は、最大のプレイ人数で遊んだ場合を想定しています。

軽量級プレイ時間=30分前後。
インスト込みでも1時間前後。考える要素もしっかりありつつ、サクッと軽く遊べる。
軽中量級プレイ時間=1時間前後、大体30分~1時間半ほどを想定。
個人的に好きな重さ。あ~ボドゲ遊んだ~と感じられる上に、場合によっては40分ほどで終わるので「もう一戦!」も言いやすい。
中量級プレイ時間=1時間~2時間以内。
プレイ人数が多い、もしくはインスト込みで2時間近くなったり、超えたりする。要素が多くて重くなるパターンと、駆け引きのインタラクションが絶妙でじっくり考えこむパターンと、様々。個人的に好みな、ほどよい重さ。
中重量級プレイ時間=1時間半~2時間ほどを想定しているが、2時間を超えることもある。
重量級に足を突っ込んでいる中量級。ボドゲ会では、なかなかチョイスするのに慎重になる。プレイ人数が多いと、少々「疲れる」と感じることも。
重量級プレイ時間=2時間超。
遊びたいけどなかなか遊んでくれる相手と時間が捻出できないやーつ。

※トランプサイズのボードゲームはレビューに含めておりません。
箱がトランプサイズを超えるものを想定しております。

当ブログにおける「好み」の中身

①没入感(テーマ・フレーバー)

-世界観に入り込みたい! 何よりも外せないボドゲの評価基準

-重要度:

テーマやフレーバーがしっかりとしていて、その世界観に没入できるゲームは、本当に楽しいです。
幼い頃から、ストーリーを読んだり観たりした後は、必ず自分独自のキャラクターを想像してその世界に登場させて楽しんでいる妄想少年でした(同人誌思考ともいえるかも?)。
ボードゲームにも同じような「世界に入り込む体験」を強く求めている自分がいます。
「ゲームシステムに、とりあえずテーマをかぶせました」というように感じるゲームだと、プレイしていても世界観になかなか没入できず、あくまで「手元で遊んで楽しかった」という感覚になります。ちゃんと楽しいのですが・・・。

分野としては、戦争・対立・騙し合いといったテーマよりも、建設・自然・職業体験といったテーマを好みます。

②アートワーク

-ワクワクしたい!

-重要度:

世界観への没入体験を補助してくれる要素として、アートワークは大切だと感じます。「これからこの世界に入っていくぞ」というワクワク、非日常への期待感を高めてくれるアートワークが本当に好きです。

どんな作風でもいいですが、無機質すぎずカラフルでポップなもの、美麗なものが特に好みです。アニメ絵は(アニメを見る分にはよいのですが、ボードゲームにおいては)苦手です。

ヴィンセント・デュトレ氏最強。

③コンポーネント

-立体的に楽しみたい

-重要度:

「ボードゲームには立体的であってほしい」という願いを持っています!
それゆえ、カードのみで構成されているよりも、タイルやリソースのコンポーネントがたくさんあって、盤面が立体的になるほど、ワクワク~します。

もちろん、カードメインのゲームも大好きです!

④システム・メカニクス

-テーマと親和性のあるシステムを体験できると幸せ

-重要度:

デッキ構築やワカプレなど「特定のメカニクスが好き!」という基準ではなく、「テーマを良く再現できているか」で判断します。

⑤インタラクション

-バチバチすぎず、ソリティアすぎず。

-重要度:

相互干渉はボドゲの醍醐味!  互いの行動によって干渉し合うのは、何よりボードゲームの醍醐味だと感じます。

ただし、攻撃的すぎるインタラクションは苦手。かといって、自分の盤面とにらめっこするだけも寂しい。
程よく互いの行動が干渉しあい、相手のアクションで自分の計画を練り直さなければいけないジレンマを感じつつ、でもストレスになりすぎない干渉具合が好みです。

⑥遊びやすさ

-比較的相手を選ばず、さっと出しやすい。

-重要度:

「遊びやすさ」と一言で言うとあいまいですが、具体的に分解すると「テーマがしっかりしていて初心者でもとっつきやすい」「ルールがわかりやすい」「プレイ時間が30分~1時間半程度」というあたりになります。世間からもある程度、汎用性(という用語が正しいかわかりませんが)が高いとされている点を重視しています。

⑦運要素

-完全実力主義よりも、運要素が生み出す逆転の可能性が好き。

-重要度:

運要素については、ある方が好き。エンジョイ勢&世界観没入型なので、完全アブストラクトのゴリゴリ実力主義は苦手としています。とはいえ、テーマが気に入ればアブストラクトも楽しみます。

⑧ソロプレイ

-あまり重要ではない。

-重要度:

私自身がほとんどソロルールでプレイせず、1人で遊ぶときも2役~3役を1人でこなして遊ぶことが多いです。そのため、このブログでは、ソロのプレイ感についてはあまり評価に入れていません。参考にならず申し訳ないです!

最後に・・・

このような好みでボードゲームを評価していますが、当然「全然真逆じゃん!」というボードゲームを好きになることもありますし、おすすめすることもあります! あくまで1つの傾向として記載させていただきました。

管理人が参考にしているサイト・チャンネル

一部ですが、紹介します。

国内

ボドゲーマ

ボードゲーム専門の情報総合サイトです。
日本語化されているボードゲームの情報はほぼ網羅されています。多数のレビューもあり、いつも参考にしています。「興味あり」「経験あり」「お気に入り」「持ってる」でカテゴリーごとにお気に入り登録することができるのが大変便利。

たっくんのボードゲーム日記

私が初期からよく参考にしていたブログです。膨大な量のボードゲームをランキング評価し、検索しやすいようにまとめてあります。プレイの概要と実際のプレイ記録、感想まで延々と見てしまうブログです。少し前のボードゲームが多いです。

ぼくボド|ボードゲーム専門ブログ

丁寧にわかりやすくボードゲームの概要を紹介してくださっています。

りょうたろのボドゲブログ

多様なボードゲームを紹介してくださっています。

Hal99さんのThe Game Gallery Channel(YouTubeチャンネル)

多数のボードゲームの概要をわかりやすくまとめてくださっています。
ゲームシステムのすべてを細かく網羅して説明するのではなく、重要なポイントに絞って概要を説明することで、ゲームの雰囲気を伝える能力が本当に高い方です。

海外

BoardGameGeek

海外の非常に大きなボードゲーム情報サイトです。Google翻訳しまくりながら、情報を漁っています。
ボードゲームの情報や、ボードゲームにまつわる解説動画やレビューなどがたくさんあるほか、細かいルールの確認やバリアントルールの提案、感想を言い合うフォーラムがあり、参考になります。

The Dice Tower(YouTubeチャンネル)

様々なボードゲームのレビュー動画を投稿しています。出演者が複数存在し、出演者によってレビューの方向性が違います。

The Broken Meeple(YouTubeチャンネル)

辛口のボードゲームレビューを載せているチャンネルです。
ボードゲームの種類や、評価の仕方には偏りがありますが、軽妙で楽しい動画です。日本語字幕を表示させて時々参考にしています。

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